▼2015年3月末で上智大学を定年退官します。
2006年に日本経済新聞から上智に転進して、早くも9年が過ぎたことになります。退官後も上智大学には客員教授として席を置き、「環境金融論」の授業も継続する見通しです。
 ですので、またキャンパスで会う可能性もあります。

▼ただ、まだ力を余しておりますので、Finance GreenWatchの活動とは別に、昨年後半に立ち上げた「一般社団法人環境金融研究機構(RIEF)」を軌道に乗せるべく、がんばるつもりです。同機構については現在、サイトづくりを進めていますので、サイトができましたら、ぜひ、訪問してください。

▼1月20日(火)の環境金融ワークショップの授業をもって最終講義としました。当日は、ワークショップにご参加いただいた金融関係の方々、藤井ゼミのOB/OGの方々など、たくさんの方に講義を傍聴して 

いただき、また、たくさんの花束をいただき、大感激しました。
振り返ってみますと、9年間、たいした講義もできませんでしたが、多くの方々との触れ合いによって、小生自身も多少の成長をさせていただいたと感謝しています。ありがとうございました。

▼最終講義で幕を閉じた秋学期科目の「サステナブルと環境〜環境金融ワークショップ〜」につきましては、現在、各回の講義の要約をまとめる作業を続けています。まとまりましたら、冊子にして関係の方々に配布したいと思っています。しばらくお待ちください。

(2015念1月)
2015年が明けました。
 2014年度もあと3ヶ月。本当に、時の経過だけは確実に過ぎていきます。修士2年生は最後の論文執筆にあがいている状況だと思いますが、15日でジ・エンドです。ギリギリまでがんばるのは当然ですが、余裕を持って着地してほしいですね。今年の成果はどうかな・・・・

▼秋学期科目の「サステナブルと環境〜環境金融ワークショップ〜」も年初の3回を残すのみです。急遽スタートしたにもかかわらず、講師の方々のご協力と、熱心な一般参加の方々の盛り上げとによって、環境金融の「今」を論じることができているのではないかと、思っています。とりまとめもしっかりしたいと、年初に心しております。
 ご関心のある方は、ご自由に参加ください。外部の参加大歓迎です。毎週火曜日午後5時から 場所は、上智大学11号館719号教室です。もちろん無料です。


 ワークショップスケジュール


▼小生の上智滞在予定も、あと3ヶ月を切りました。一方で、「上智後」の遊び場として、計画している環境金融研究機構(RIEF)のほうは、ようやくHPの制作業者の方と契約しました。3月までに立ち上げたいと思っています。こちらのほうも、皆様のご協力をお願いします。
 また、RIEF以外での活動予定が決まりましたら、ご連絡いたします。
(2014年12月)
 ▼今年もあと1ヶ月を切りました。修士2年生は論文執筆が佳境に入っているというか、苦境を漂っているというか。まあ、例年通りの風物詩でもありますが・・・。ちょっと心配ですね。

▼秋学期科目の「サステナブルと環境〜環境金融ワークショップ〜」は、引き続き順調です。12月2日の「不動産における環境配慮の進展と課題」で9回目となります。年内に同講義を入れてあと3回開き、年明けに3回やる予定です。いずれの回もそれぞれ外部講師によって、一回ずつ完結していますので、ご関心のある方は、ご自由に参加ください。外部の参加大歓迎です。毎週火曜日午後5時から 場所は、上智大学11号館719号教室です。もちろん無料です。


 ワークショップスケジュール


▼小生の上智滞在予定も、あと4ヶ月を切りました。早いですね。先日は、恒例のフランス文化研究会(ゼミの欄参照)を開催、何人かのOB/OGが駆けつけてくれて、楽しく過ごしました。しかし、上智滞在9年で、小生も9歳も年をとったことになります。道理で酒の回りが早く、たくさん飲めなくなりました。もっと飲みたいんだけどね・・
 というのは冗談で、酒を飲んでばかりいると仕事がはかどりません。
早く、環境金融研究機構(RIEF)のサイトを立ち上げるべく、がんばっています。乞うご期待!



(2014年10月)
 
 ▼前回、お知らせしました秋学期科目の「サステナブルと環境〜環境金融ワークショップ〜」は、予定通り、スタートしています。10月14日開講で3回目となりました。各回とも金融機関の一線の方々をお呼びし、実際の活動のご報告と、それをめぐる白熱した議論を展開しています。
 
 毎週火曜日の午後5時から上智の中でやっていますが、学生だけではなく、環境金融の分野に関心を持つ外部の方々の参加も歓迎してます。ご関心のある方は、このサイトの「お問い合わせ」欄からアクセスしてください。参加無料、席がある限り。という方針です。
  ワークショップスケジュール


▼また、環境金融を普及させるための新団体の名前は、「一般社団法人環境金融研究機構(RIEF)」としました。「リーフ」と呼んで下さい。登記は完了し、目下、本拠となるサイトの構築を目指しています。サイトが立ち上がりましたら、外部にも積極的にアナウンスしていく方針で、多くの方のご参加を期待しています。もうしばらくお待ちください。

(2014年8月)
▼お盆も過ぎましたが、大学の夏休みはまだまだ続きます。暑い日は、自宅にいるよりも、大学の研究室にいるのが一番効率的で、楽ちんですね。
 といっても、仕事がはかどるようで、雑用も山積みで、途方に暮れながら、ワインを飲むという感じが多いですが・・・

 ▼環境省との「グリーン投資検討会」はこの夏が本番です。9月の中間報告に向けて、最後の調整をしなければなりません。中間報告の後も、かなり踏み込んだ議論が想像されています。世界の潮流が金融市場を使った環境対策にシフトしつつある中で、わが国でも同様の、あるいは先行した環境金融市場づくりに向けた舵取りを進めたいと思っています。

 ▼別途、「環境金融」の新団体を立ち上げる準備をしています。日本初の環境金融団体をうまく育てられるかどうか。プレイヤーである金融界の多くの方々のご協力も得ないと、何事も進みませんので、今後のキャンペーンが大事になってきます。できれば秋の新学期までに団体を立ち上げたいと思っていますので、多くの方々のご支援をお願いしたいと思います。ご関心のある向きは、本サイトの問い合わせ欄からアクセスしてください。


(2014 年7月)
▼春学期もほぼ半分過ぎ、学生たちも授業の”サボり方”を習得したのか、出席数が減ってきた感じです。梅雨前のさわやかな日差しが心地よいですね。ただ、上智で、こうした初夏の気分を味わうのも今年限りです。来春に退官し、「第三の人生」に踏み出すことになります。ジャーナリストで34年、大学教授で9年、次は何をやりますかね。目下、思案中です。期待していてください。

 ▼大学以外では昨年から始めた環境省との「グリーン投資検討会」がいよいよ本格化するはずです。今月中に今年度の新しい会合がスタートします。来年のCOP21をにらんで、世界の金融界ではいくつかの具体的な動きが起きています。日本の金融界も目を世界に、いや地球に向けて、地球規模の新たな金融市場づくりの先頭に立ってもらいたいと思います。グリーン投資検討会にご関心の向きは、ご一報ください。

 ▼内外に課題は山積しています。結局は、どれから手をつけ、どこまで線を引くか、という優先度の問題が基本だと思います。日本人には苦手な領域のようですが、虚心坦懐に諸事象を見据え、何を優先すれば一番有利か、あるいは一番求められているものは何か、を捉える必要があります。

(2014年5月)

▼新緑の5月になりました。藤井ゼミは本年度限りで終了の予定ですが、なぜか、7人の新ゼミ生が入ってきました。それも、社会人、留学生、学部卒と多彩な顔ぶれです。そこで、ゼミでは久しぶりに、SRIのシミュレーションを行うことにしました。財務・非財務の統合化が叫ばれるなかで、2014年版藤井ゼミのSRIファンドがどう立ち上がるか、乞うご期待!

▼今年は、全学共通科目も担当しています。大学院と違って、100人も入る大教室で、履修生も学部1年生から4年生まで、かついろんな学部の学生たちが参加していますので、ある意味でおもしろいですね。環境を特に学んでいるわけではありませんので、その分、反応が新鮮です。それにしても一度に、100人の評価をつけるのは大変です。どうなることやら・・

(2014年4月)

▼4月に入りました。例年のように新学期です。今年も初々しい新入生が入ってきました。一つ学年があがった2年生諸兄姉は、就職活動で大わらわのようです。毎年の季節の変わり目ですが、変わり映えのしない当方からみると、ある意味でうらやましい感じがします。

▽桜の花はもう散り急いでいますが、今月の2日に、恒例の花見を四谷の土手で行いました。現役に加えて、平日にもかかわらず、OB/OG諸兄姉が参加してくれ、いつものように盛り上がりました。途中から雨がぱらついてきましたが、何とか、春の香りの中で、ワインを楽しむことができました。来年は、もう開けないかもしれませんので、花見も味わわせていただきました。

▽仕事の面では、「グリーン投資」の枠組み作りが、いよいよ本格化することになります。昨年度は環境省の検討会で作業を行いましたが、世の中の動きは急です。今年に入ってトヨタがABS型のグリーンボンドを発行するなど、2015年のCOPをにらんで、早めに資金繰り、ビジネス展開を目指す企業や市場の動きが起きています。おそらく今年度の検討会では、具体的な枠組み構築を迫られると思います。日本のグリーン投資市場が世界に伍して発展していくことに資するような議論と、方向性を示したいと考えています。

(2014年3月)

▼3月に入りました。まだ、風が冷たく、春の気配は感じられませんが、日を追うごとに、季節の変化があふれてくると期待しています。大学は今、春休みで、静かです。
 4月からの新年度には、従来の大学院の授業に加えて、学部向けの全額共通科目の授業を新たにスタートします。大学院と違って受講生の数が多いと予想されますので、授業運営をうまくやる必要があります。どうなりますか。

▼世の中を見渡すと、「春」は遠いというのが実感です。3.11の震災・原発事故から丸3年がたつのに、被災地から伝わるレポートでは、事態の改善は遅々として進んでいないようです。復興・復旧の掛け声も色褪せた感じではないでしょうか。国民が未曾有の危機に直面した際に果たすべき「政府・公」の機能が十分でないというのが、改めての実感です。

 
▽非常時への対応の難しさに直面して、物事をできるだけ過小評価して先送りしようという日本の官僚機構特有の行動が随所にみられます。政治はその上に乗っかるだけですから、抜本的な解決は遠ざかります。ただ、以前と異なるのは、そうした政府の「不作為の違法」行為を、世界の視点が見咎めているということです。しかも、ただ眉をしかめるだけでなく、「日本政府ができないなら、われわれが情報発信し、警告し、対策を提示しよう」といった動きすら見えます。
 

▽それでは恥ずかしいのですが、民主主義がいまだ未熟なこの国は、そうした"外圧"がなければ、真に国民、住民の立場に立った政策変更がなされないのかもしれません。先進国、途上国という基本的な枠組みから見直す必要がありそうです。


(2014年2月)

 2月に入りました。2年生の口述試験、学部入試などの学内実務をこなしているうちに、時間だけが過ぎています。パソコンを新しいものに代えましたので、このHPの更新作業が少し遅れました。新しいパソコンの速度は順調ですが、移行がスムーズにいかず、まだモタモタしています。

 ▼日本経済新聞の1月14日付け朝刊の「経済教室」に「財務・非財務の『統合』へ動き」と題して、国際的な統合報告の試みが広がっていることを紹介する記事を掲載しました。財務・非財務の統合については、昨年刊行した「環境金融論」(青土社)で詳細に指摘しましたが、その後の欧米の動きを中心に解説しました。

 ▼大学は現在、試験期間ですが、ほどなく春休みに入ります。4月になると、再び、新しい学期が始まりますが、小生は来年春に上智大学の定年を迎えますので、最後の一年になります。大学の教員になって、あっという間に8年が過ぎたことになります。最後の学生たちは現在8人います。全員がしっかりとした修士論文を書き終えるよう、支援していきたいと思っています。



(2014年1月)

 ▼2014年になりました。上智大学に移籍してから、8年が過ぎたことになります。本当に時間の経つのは早いです。年初に際して、何ほどの覚悟も決意もありませんが、先はもうほとんどないので、自分のできること、やらねばならないことを、一つでもやり残さないように、心がけたいと思っています。

 ▼とはいえ、昨年来の首の支障に加えて、年初から何となく足の膝に違和感が生じています。体力に自信のあるヒトだったのですが、どうやら体の部品にもガタが来ているということですね。とはいえ、自動車や電気製品と違って、体の部品は簡単に取り替えられませんので、騙しつつ、宥めつつ、機能させていくということでしょうか。

 ▼ゼミ、授業も今月いっぱいで終了です。来月は入試、論文審査等、大学の事務ワークが相次ぎます。毎年の恒例ですが、新たな希望を持って大学に来る人、不安と希望を抱えて社会に巣立っていく人。相変わらずの人生を過ごそうとする人。これから春にかけて、人と心の入れ替わりの季節となりますが、当方の心も少しは鍛え直したほうがいいかなあ、と思ったりもしています。

(2013年12月)
 ▼いよいよ今年もあと一カ月を切りました。あっという間の1年だったような気がします。同じような思いの方も多いのではないでしょうか。充実した1年だったということか、あるいは茫然と過ぎ去った1年だったというべきか・・・・

 ▼ゼミの行事としては、先月号でもご紹介しましたように、トヨタの工場見学に行きます。「世界のトヨタ」の現場を見ることで、学生たちがいろんな思いや発想を会得できるのではないかと期待しています。

 ▼首は相変わらず、うまく回らない状態が続いています。お金が回るようになれば、直るのかもしれませんが。

(2013年11月)
 ▼11月に入って、さすがに寒さが広がってきました。秋学期も、いつのまにか、半分近くに差しかかっています。「環境ジャーナリズム論」では、外部講師を2回にわたってお迎えします。環境ジャーナリストとして第一線で活躍されている方々です。外部の記者クラブ見学も予定しています。
 「EUの環境政策」のほうにも、誰かEUの人を呼ぼうかと検討しています。乞うご期待というところかな。

 ▼ゼミの行事としては、12月にトヨタの工場見学を計画しています。トヨタの見学は、確か2009年にも実施しました。やはり、世界のトヨタの現場をじかに見るのは迫力があります。現在、準備中ですが、うまくセットできるように努力しています。

 ▼もう一つのゼミ行事は、恒例の「フランス文化研究会」の開催です。この季節、フランス文化といえば、あれですよね!?。ゼミOB/OGの方々も、何人か駆けつけてくれると期待しています。今年の出来はどうかな。楽しみです。

 ▼ということで、少し、遊びの心や、外に出かけていく余裕を持って、過ごしたいと思っています。

 ▼個人的には、夏以来、首がうまく回らなくなっています。首の筋を寝違えたかと思っていましたが、どうもそうでもなく、首の筋肉かスジが疲労か老化して、錆びついた感じになっているようです。誰か、首の名医をご存じの方、教えてください。少々、憂鬱な日々が続いています。

(2013年10月)
 ▼10月です。大学も秋学期に入りました。秋の授業は、「環境ジャーナリズム論」と「EUの環境政策」の2コマを担当します。前者では東電福島原発報道を中心に、現場のジャーナリストの方も呼んで、幅広い議論をしたいと思います。後者については、まもなく拙著『EUの知識(16版)』が完成しますので、最新のEU情報を盛りだくさんに盛り込んで、「環境のEU」を学びたいと思います。

▼夏休み明けから戻った院生諸兄姉は、それなりにたくましさを増した感じもします(感じだけかもしれませんが)。秋学期は、論文テーマを固めて、次年度の本番に向けた準備に取り掛かる時期です。アタマの切り替えと、テーマへのフォーカスを心がけてもらいたいと思います。

▼環境省で「グリーン投資の検討会」が始まりました。金融界の方々を中心に、錚々たるメンバーをそろえて、わが国での環境金融の枠組みづくりの議論をする予定です。すでに第一回を開催しましたが、幅広いご意見が寄せられ、大変有意義でした。グローバルな動きに負けないよう、日本発の環境金融のシステム化をアピールできるようにしたいと期しています。ご関心のある方は、ご連絡ください。

 ▼上記の『EUの知識(16版)』(日本経済新聞出版)が今月末には刊行されます。欧州債務危機の評価、今後のEUが向かう方向、多様に展開するEUの各種政策等を、可能な限り網羅しました。環境政策についても他の本にはない視点で取り上げたつもりです。乞うご期待!。4月出版の『環境金融論』(青土社)のほうも、よろしく願います。

(2013年8月)

 ▼大学は夏休みに入りました。今年の夏は、学生諸兄姉の何人かは、海外留学に出かるとのことです。フィリピン、インド、」ニュージーランドと選んだ先は様々ですが、英語の勉強だけでなく、世界を体験するということは非常にいいことと思います。夏休み明けに、一皮むけた彼ら彼女らに会えることを楽しみにしています。

 ▼昨年度のサバティカル休暇の疲れが続いていましたが(休暇の疲れというのも、ちょっと変ですが)、ようやく体調が整いつつあります。体を休めていた分、なぜか、体が“膨張”していることに気づきました。この夏は、少し多めの汗をかいて、シェイプアップすることを目指したいと思います。

 ▼現在、『EUの知識』(日本経済新聞出版)の改定作業に追われています。2010年以来の改定ですが、この間に欧州債務危機でEUは大きく揺さぶられ、まだその揺れは続いています。当たり前のように論じてきたEU、ユーロの枠組みは、今後かなりの変貌を遂げると思われます。
 何事も、固定観念で捉えるべきではないということを改めて感じています。「諸行無常」「「諸法無我」ですね。この改定作業も結構汗をかきますので、頭のシェイプアップが多少、図れるかもしれません。


 ▼拙著『環境金融論』(青土社)の書評をいくつかのメディアで取り上げていただきました(日本経済新聞6月23日付朝刊、日刊工業新聞6月24日、週刊東洋経済7月27日号、機関誌「信用金庫」6月号、同「しんくみ」6月号、雑誌「財界」等)。いずれも本書の趣旨を的確に把握していただき、ご紹介願いました。ありがとうございました。
 硬い本ですが、皆様の応援のお陰で、少しは売れているようです。


(2013年6月)
▼6月に入り、春学期もちょうど半分というところです。ゼミ生(目下7人)も、相互に打ち解け、現在はプロジェクトファイナンスをセミの共通テーマとして取り組んでいます。企業見学会として、グリーンオフィスのヒューリックと、テイジン未来スタジオ、にそれぞれ出かけました。日本の技術はやはり超一流ですね。
▽来週からは、外部識者をお招きしての実践ゼミの開始です。一番バッターは、INPEXの小田原様です。ゼミには過去にも何度も登場していただいているおなじみ様です。しかしテーマはその都度、最新の情報を提供していただけるので、楽しみですね。その次は、ファインブの光成様です。光成様にも以前お越しいただいたことがありますが、今回は久しぶりで、起業されてから初の登場となります。

▽サバティカルの疲れが、今になって出てきました。少々、体調不良と、飲み過ぎ、食べ過ぎのツケで動きが鈍っています。これでは夏を乗り切れないかもしれません。またサバティカル中に患った“50肩”(60過ぎでからでも病名は同じ「50肩」のようです)のリハビリを続けていますが、結構、きつくて大変ですが、こちらはだいぶ回復してきました。

 ▼とにかく、体力が消耗していることに、改めて気づかされました。三浦雄一郎さんには到底、及びませんが、少し、目標を持って体力作りに励みたいと思っています。エベレストは無理でも、富士山かなあ(今まで2回登っているので、三度目の頂上というのは三浦さんと同じになりますね)

 ▼4月に刊行した「環境金融論」(青土社)の売れ行きはどうでしょうか。今一つ手応えがよくわからなのですが、最新の環境金融の世界が一冊で手に取るようにわかる、いい本ですので、よろしくお願いします。

(2013年4月)
 
 2013年度スタートへ。
 ▼2012年度に取得したサバティカルの期限も、3月末で終了です。3月半ばには、NYのサバティカル先のコロンビア大学日本経済ビジネス研究所(CJEB)からも帰任、M2の卒業式等に参加しました。
12人の院生は最終的に修士論文も滞りなく提出でき、めでたく巣立ちました。
 ▼授業がスタートしました。ゼミ生は、本格的なゼミ登録が後期からという「変則制度」になったようで、定かではありませんが、一応、初回には8人が顔を出してくれました。
 ▼左(←)のトピックスに書いたように、「環境金融論」の最新の教科書を出版しました。タイトルは「環境金融論」とそのものズバリです。出版社はユリイカの「青土社」です。本体2400円と少し高いですが、350ページと分量もたっぷり。これを読めば最新の環境金融の世界が手に取るようにわかる、という内容になっています。
以下にアクセスしてください。クリック
http://www.seidosha.co.jp/index.php?9784791767007

(2013年1月)

2013年に入り、サバティカル期間もあとわずかになってきました。

 ▼昨年夏のロンドンUCLでの3カ月強の滞在に続いて、同10月から今年の3月半ばまで、NYのコロンビア大学日本経済ビジネス研究所(CJEB)に5カ月滞在というハードスケジュールです。その間に、何度か一時帰国して、12人の院生の修士論文の指導も担当しました。
「時間がない!」というのがこの一年の実感ですが、それでも1年の研究期間は非常に有意義でした。その成果は、追々、授業、外部活動、その他の場で、発揮できるのではないかと考えています。

 ▼修士2年生11人+同3年生1人=12人の修士論文の口述試験は先週で終わり、後は判定会議を待つばかりです。今年は小生がサバティカルという中での指導でしたので、変則的になりましたが、学生との個別指導の時間は、一時帰国のたびに実施しましたので、例年以上に時間をかけることができたと思います。

 最初は「根拠なき自信」を振りまいていた院生たちも、年末の佳境を経て、それぞれ自分なりの着地点を見いだせたのではないでしょうか。正直に言って、当初は、「何人かは留年か」と思ったほどでした。しかし、危機感が人の底力を発揮させるというか、若い力というか、最終の姿は、全員、それなりに形を整えることができたのではないかと判断しています。

 
 ▼4月からの新学期には、サバティカルの成果を発揮できるように務めたいと考えています。授業の進め方、学生とのやり取り等、コロンビア大学で聴講した授業のエッセンスを日本流に「翻訳」して展開できればと思っています。(うまくいくかな?)

 ▼授業、研究活動以外でも、米国ではいくつか収穫がありました。環境金融を実務の場に広げる活動を米欧の人たちと共同で展開できるスキームが複数できましたので、それらについてもできるだけ実りのある形にしたいと考えています。多くの方のご協力をお願いしたいと思います。

 ▼次回の本欄での報告は、年度末になると思います。

(2012年10月)
 ▼10月からNYのコロンビア大学日本経済ビジネス研究所(CJEB)にいます。金融論で著名なヒュー・パトリック先生が所長を務めておられ、日本からも10人ほどの研究者、企業派遣の院生らが集まっています。コロンビア大学は大きな大学で、図書館が25もあるといいます。小生は普段はそのうちの3つほどを適当に回遊しています。

 ▼客員研究員(Visiting Scholar)ですので、授業をする必要はなく、逆に授業を聴講することはできます。現在、Sustainable Financeの授業を聴講しています。小生が運営する「環境金融論」と極めて似た感じで、大変参考になります。また、今更ながら驚いたのは授業での学生の反応です。常に、質問の手があがり、教師と議論が展開されます。「白熱教室」は常時実践されているわけです。2013年度からの授業再開に際しては、ぜひ、こうした双方向の授業を取り入れたいと考えています。

 ▼修士2年生11人の論文執筆も佳境に入ってきたといえます。先日、NYから一時帰国して、論文指導を行いました。もうほぼ完成している学生もいますが、多くが道半ばの状態であることに驚いています。「間に合うのか」と問うと、異口同音に「大丈夫です」「間に合わせます」と、快活に返事が返ってきます。こうした反応を、小生は「根拠なき“大丈夫“論」と呼んでいます。指導する側からすれば、「とても大丈夫ではない」というわけです。

 ▼次回の本欄での報告は、年末になると思います。

(2012年8月)
▼7月末にロンドンから帰国し、現在、暑い日本の夏を堪能しています。UCL(University College London)Energy Instituteでの滞在は3カ月半ほどでしたが、いろんな体験ができました。途中、ドイツでの国際環境金融シンポジウムにも出席し、グローバルな情報と活動に接する機会にも恵まれました。もっとも、当然ですが海外での生活でしたので、いいことばかりではなく、不便なこと、失敗体験もありました。しかし、そうした事態を何とか切り抜けたことも、結果的にはいい経験になったと思います。

 ▼8,9月と東京に滞在しますが、10月からは米国NYのコロンビア大学に行きます。大体の手続きは完了しました。後は現地で住むところを探す“楽しみ(?)”を味わうことでしょうか。米国での生活は初めての体験になります。英国とはまた違った体験をし、知識を深めることができるかな、と期待しています。

 ▼もちろん、修士2年生の諸君を11人抱えているため、論文指導にも手を抜くわけにはいきません。9月には相談会と、論文ドラフト案を踏まえた個別指導をみっちりやる予定です。NY滞在中も、前回のロンドン滞在と同様に、時々、一時帰国しますので、その際に、集中指導をし、全員が達成感のある論文を仕上げられるようにしたいと考えています。来年春には、全員が充実した学位授与式を迎えられればいいですね。

 ▼次回の本欄での報告は、NYからになるかもしれません。



(2012年4月)


2012年度に入りました。
 ここで皆様にご報告があります。左のトピックス欄にも記載しておりますように、本年度において、私藤井はサバティカルリーブ(Sabbatical leave)を取得します。要するに一年間、授業・ゼミ等の活動をせず、研究(充電)休暇を取ってもよろしい、という恩恵を大学当局よりいただきました。

 一般企業にはなじみのない制度ですので、ご説明しておくと、サバティカル休暇は、古代ユダヤ人が所有する農地のうち一定区画を、7年ごとに休耕して、農地の地力を回復させたことに由来するそうです。働きづめでは、土地も、人も、やせ細ってしまう、という経験則に基づいて、「充電のお休み」を定期的にとることを定めたわけです。古代ユダヤ人は偉いですね。

 というわけで、本年度はゼミへの新規学生の受け入れは停止します。また外部の仕事も極力、制限したいと思います。
 4月には英国、10月には米国にそれぞれ研究活動に行く予定ですので、本サイトの更新も限定的になります。ご了承ください。お急ぎの御用向きがありましたら、「お問い合わせ」を活用してコンタクトしてください。

(2012年3月後半)
地球環境学研究科の学位授与式(卒業式)も、3月26日に滞りなく終わりました。四谷の土手の桜は、まだつぼみのままですが、このところの気温の上昇で、少しずつ膨らんでいるようです。長かった今年の冬も、ようやく終わろうとしています。
  自然は着実に次のステップへと移っていきますが、日本にとって、最大の課題である「3.11」の対策・処理は、遅々として進んでいないようにみえます。「危機感」だけが移ろいで、足元の議論で歩を止めてしまうという、“日本特有”の悪循環にはまっているようです。
 人ごとではなく、「自分ごと」として、震災を、原発問題を捉えている国民の数が多いにもかかわらず、震災以前、事故以前の利権構造に舞い戻ろうとしている人々が、随所で頭をもたげているからかもしれません。
 卒業式などで繰り返される「若い人に託す」といった言葉は、一見、年配者のモノわかりのいい、言い方のように聞こえます。だが、その実、自分たちで引き起こした問題の責任をとらず、処理を後回しにし、ツケだけを次世代に委ねるもっともズルイ言い回しではないでしょうか。

 責任ある立場の者が自らの非を認め、自らの手で対処する。それ以外に、この国の未来は描けない、と思います。「若い人に託す」ではなく「若い人のために自ら果たす」。危機感は移ろいでも、危機は依然、続いています。世代間の信頼回復がない限り、この国の危機はさらに深まるでしょう・・・

(2012 年3月前半)
修士論文審査も終わり、いよいよM2は3月26日の学位授与式(卒業式)を残すのみとなりました。とはいえ、まだ風は肌を差すように冷たい。今年の冬は例年以上に冷え込んだ気がします。
  四谷の土手の桜がほころびるころには、人々の心も穏やかになるに違いないと、柄にもなく人の心の揺れに思いを巡らすのは、「3・11」を間近にしているからかもしれない。
 この一年は、多くの人にとっても、心の冷たさを、世の非情さを実感し、例年以上に怒りを抑えきれなかった年だったのではないでしょうか。いつも穏やかに生きたいと願ってきたにもかかわらず。
 社会に巣立っていく学生たちにとっての思いは、また異なるかもしれない。被災地で原発周辺地で、春を迎える人たちにとっても、それぞれ異なる心の揺れが、桜とともに、膨らんでいるかもしれない。傷ついたこの国と国民は、1年たって、少し癒されただろうか。
 
 混迷の度合いを増す政治、何事もなかったかのようにお役所仕事で嘯く官僚機構、世論の不快感を買いながらも、利権構造と自らの延命策をしたたかに画策する某東京電力。だが、何も変わっていない、のど元過ぎれば元の木阿弥と、高をくくっていても、どっこい、庶民・市民の心はもはや、甘くはないよ。多分、変化は始っている・・・・

(2012年2月)

 はやくも今年も1カ月が過ぎました。
2月は、M2の修士論文審査から始まり、入試等、月の半ばまでは大学関連行事が目白押しです。
バタバタしていると、M2は卒業していきます。M1も企業巡りで、「なんとなく充実感」を味わっているのではないかと思いますが、ターゲットを見定めて迅速に対応しないと、いつも言っていることですが“回遊魚”になるだけです。

▼今年は3カ年がかりで進めてきた「アジア環境人材育成プログラム」の最終年度にあたります。そこで2月24日(金)に、3カ年を総括する特別シンポジウムを開催します。詳細は追って公表しますので、ぜひ、多くの方のご参加をお願いします。(当然、無料です)

▼4月からの2012年度は、サバティカル休暇をとる予定です。現在、海外特別研修の準備中です。このため、12年度はゼミ生を受け入れない方針です。藤井ゼミを希望している方は、申し訳ありませんが、2013年度からにしてください。 


    

(2012年1月)
あけましておめでとうございます。
と言っても、どんどん、日が過ぎていきます。今学期もあとわずかで、修士論文の指導もあとわずか。今年はどう着地できるか。自分が書くのではないだけに、気が気ではありません。
▼一昨年から続けていた「カーボン・マテリアリティ研究会」の報告書とりまとめと、出版作業が佳境に入っています。カーボン+エネルギーを基調として、最新の情報をお届けしたいと思っています。乞うご期待
▼欧州のNGOが主宰する「世界最悪企業2012」の「Public eye賞」候補に、Finance GreenWatchが東京電力を推薦したところ、最終審査に残り、現在、オンライン投票の最中です。東電が気になる人は、ぜひ、投票してください。投票サイトは<http://www.publiceye.ch/en/vote/> です
▼年末、正月は、節酒しようと思っていたのですが、ついつい毎日飲んでしまいました。しばらく肝臓を休める必要がありそうです。でも新年会もあるし・・・・・・           
          
 

(2011年12月)今年ももうあとわずかですが、12月の一言を書きそびれたままでした。サボっていたわけではないのですが、月替わりの期間にロンドン出張があったり、M2の論文指導が佳境(?)に入ってきたりで、まさに「師走」状態に陥っていました。

▼いつの間にか、COP17も終わってしまいました。「ダーバン・プラットフォーム」とやらで合意しましたが、中身は(?) まさにempty shellですね。世界の指導者たちは温暖化どころではなく、目先の経済危機への対応をどう取るかを迫られており、壮大な先送りを選択したわけです。京都議定書が終わった後、2020年までの“空白期間”に、温暖化がどれだけ進展するか。タイの洪水は広がるか、一時的現象だったのか――。
 「温暖化のウソ」が本当であってほしいと、思いますけどね。

▼東電福島原発事故の対応も、政府の「収束宣言」を誰も信じていない状況のまま、年を越すことになります。先送り、強引な「安全の押し売り」――。2011年を表す言葉は、「絆」だそうですが、「不信」ではないですかね。

▼2012年が11年より良い年になるか、それとも・・・・
            
           これは、飲まずには年を越せないね



(2011年11月)今年は季節の変わり目が例年以上に、はっきりしている気がします。もう11月です。M2は修士論文執筆が本格化していると思います。M1は就活にソワソワし始めているかもしれません。季節が人を動かす、という感じですかね。

▼一年の終わりが近づくと、抱えている案件の重荷が身にしみてきます。何とか、がんばりますーーとしかいえませんが。
それでも少しずつ、結実しているものもあります。Carbon Liabilityの英文論文を掲載した本が11月中には世に出るようです。本の全体像をつかんでいませんので、同位置づけされているかはわかりませんが、多少、国際的貢献もできたかな、と思っています。

▼FinanceGreenWatchは、引き続き好調さを維持し、原稿送信に追われています。そのうち、組織化したいと思っています。出稿原稿数は1000を突破しています。英語版にも力を入れたいと思っていますので、「我こそは国際環境ジャーナリスト」と思われる方は、どんどん原稿を送ってください。

▼それにしても、秋は仕事よりも、やっぱりワインでしょう。ボジョレーの解禁も近いことだし・・・・・






(2011年10月)10月になりました。秋学期も始まりました。あんなに「暑い暑い」といっていたのも嘘のように、めっきり秋めいてきました。季節の変化を感じていると、「やっぱり地球はエライ」と思ってしまいます。人智の浅はかさを超えて、確実に循環している、ということが伝わってきます。

▼この夏のイベント、アジア環境人材育成プログラムのベトナム、中国、両方の環境研修事業も、どうにか終えました。初めて開いた中国研修では、事務手続きの遅れが原因で、一時、学生のホテル宿泊が宙に浮きそうになりましたが、北京師範大学側の「忍耐」によって、何とか切り抜けることができました。
 ベトナムでも中国でも、受け入れ先大学の協力と支えによって、プログラムを何とか遂行できたというのが実感です。それにしても、合わせて17人の学生が参加してくれたのですが、英語力の貧困さばかりが目に付いたちと言わざるを得ません。「上智の大学院生」が、これでいいのか、参加学生の発奮を期待しています。

▼急遽、始まったカーボンマネジャー制度は、何とかレベル1、2の両方の認定テスト、研修をこなしており、まもなく結果が出る予定です。こちらのほうは、できのいい学生、そうでもない学生に二分されましたが、できるだけ多くの学生に能力評価を得てもらいたいと思います。

▼FinanceGreenWatchの情報活動は、ついに配信情報が1000件を突破しました(日本語だけで)。最近は海外からの問い合わせ等が結構、頻繁に入り、嬉しさ半面、わずらわしさ半面、といったところです。だれか、ボランティアで手伝ってくれる人はいませんか。

▼東北大学の先生と協働で検討していた復興復旧事業プログラムは、残念ながら、現在のところ足踏みを続けています。それなりの手応えや、個別事業の進展もあるようなので、この際、従来の経緯をいったん白紙に戻して、金融面からの別のアプローチを検討したいと考えています。こちらもご関心のある方はご連絡ください。そのうちに“化ける”可能性もありますので。

 

(2011年9月)今年の夏は、当初の予想よりも、早く過ぎた感じですね。9月に入ってこんなにも早く秋めいた年はいつ以来でしょうか。

 秋は本来、豊かな実りをもたらしますが、今年の日本は春の“悲劇”のあまりの大きさが引き続き、国全体を覆っています。政権の交代も、わが国が直面する歴史的な現実を改善したり、変更したりする力になるとは、だれも思えていないのではないか。「暗い秋」にだけはしたくはないけれど。

▼それでも時は過ぎていく・・・。8月に実施したベトナムでの「アジア環境研修T」は、何とか終わり、9月中旬からは中国・北京での「アジア環境研修U」に出かけます。成長を続けるアジアの二国を体感した学生たちが、新たな視野を開いてくれることを期待しています。

▼誰かに文句をばかり言っていても、変わらない。自分たちが一つ一つ、改革につながる破片を積み上げる以外にない。そういえば、大戦の瓦礫の中から、レンガを積み上げる人々の偉大さの話を聞いたことがある。被災地で原発汚染地で、瓦礫を取り除き、汚染土壌を除染する人々こそが、明日の日本を支える力になるだろう。

▽永田町、霞が関にいる人々の中には、早くも従来の利権構造の修復に奔走している輩もいるようだ。だが、せめて大災害とお粗末なリスク管理の失敗によって痛めつけられた人々が、自ら立ち上がって、手探りで「安心」「安全」を取り戻そうとしている努力を、軽んじることだけは、厳に慎んでもらいたい。


(2011年8月)春学期も終わり、夏本番です。
 今年の夏休みは、アジア環境人材育成プログラムの最終年度ですので、ベトナム行きの「アジア環境研修T」と、中国行きの「アジア環境研修U」の両方の研修プログラムを実施します。さらに、内閣府の新国家資格「カーボンマネジャー制度」の実証事業として、8〜9月にかけて、E-learningと集中講義を実施するなど、盛りだくさんのスケジュールで、夏休みを満喫する余裕がないのではと、懸念しています。
▼いずれも、研究科のカリキュラムをより実践的に改革することを目指した取り組みですので、手を抜くわけにはいきません。学生諸兄姉も、そのつもりで取り組んでください。
▼7月末に、駆け足で、仙台と福島に行き、地元の方にお会いしてきました。復興支援も兼ねた金融プロジェクトの下交渉です。うまくいくかどうか不明ですが、仙台の方も、福島の方も、冷静でかつ着実に歩を進めようとしておられることが印象的でした。目先の力関係と、打算だけで動いているようにしかみえない永田町と霞が関の人種たちとは、本質的に異なっていると思います。
 ほとんどの日本人が、今回の被災地の方々のように、地道に人生を送り、突然の事態に対しても、真摯に対応しています。それに対して、「日本の中枢」という一角にいる(いや巣食うといったほうがいいかも)人たちは、いかにも地に足のついていないやりとりを延々と繰り広げている。ここを変えないと、日本は浮上しな
いーー。

 

(2011年7月)夏がやってきました。今年の夏は、節電規制と、震災・原発事故の余波が依然、日本全体を覆っていますので、例年になく憂鬱な暑さになっています。すでに汗をかいています。

 人間が右往左往し、ああでもないこうでもないと、声高に言い合っている間も、自然は確実に時を刻み、傷口を包み込んでくれています。その自然の治癒力をもってしても、包みきれないのが人間の傲慢と強欲が生み出した原発事故の後遺症でしょう。

 でも、痛みを受け、今も受け続けている人以外は、「のど元過ぎれば」で、被災地以外が、次第に日常にシフトしているのも、間違いありません。そのこと自体は、自然が人類に与えた治癒力の一つでしょうから、そのまま受け入れればいいでしょう。むしろ、感情を乗り越えて、沈着冷静に、問題を整理し、論点を摘出して、解を見出す作業に入るべき時期が来ているということでしょうか。

 問題はその「季節感」を持ち合わせず、利権の復活、復興にのみ水面下で奔走しようとしている政官財の旧勢力が、随所にアタマをもたげていることです。
 
 多くの犠牲を生み、将来にわたる多くの不便を背負い込んだ日本社会がこれから辿る道は、容易ではありません。そこを越えていくには、過去の利権体制と決別し、国の将来を見据え、限られた資源と人材を、本当に活かした社会づくりに取り組むという決意と覚悟が必須です。

 決意と覚悟は、国民一人一人にも問われています。本当の意味での政治との距離感、役所との依存関係を、見つめ直し、「行動する夏」にしたいものだと思います。

(2011年6月)
東日本大震災と東京電力福島第一発電所事故の影響は、いまだに大きな痛手となって被災地および日本全体を覆っています。政治の混乱と、政策の機能不全、そして東電問題ではAccident Managementの欠如が露呈し、国際的にも日本への信用・信頼が大きく失墜しています。 
日本にいるとそれを実感できないのですが、明らかに今日の国際社会において、「日本問題」は憂鬱で、舌打ちの対象となっているのは間違いないようです。「日本人はどうしようもないなあ」と。
 東京は一応、平常時に戻っています。実は、それが問題かもしれません。だれもが、不安なく、平穏な日常を送りたいと思うのは当然ですが、今は、日本の歴史上、稀にみる国難の時であるという認識が、薄れてしまっている。
 政治が悪い、菅が悪い、自民党ならもっと悪い、いや官僚が悪い、東京電力が悪い、と言っていても、事態は好転しません。彼らが悪いのは、ある意味で、わかっている。織り込み済みのうえで、対応をとらなければならない。世界が見ているのは、日本全体であり、ひとり一人の日本人も、その注視を受けているのです。
 微力ながら、環境金融はこの国難の期に、アラームを鳴らし続けています。 この春に立ち上げた「Finance GreenWatch」の情報サイトには、海外からも情報提供が相次いでいます。アクセス件数も、日々、右肩上がりで増え続けています。
 マスコミの数は多いけれど、似たような情報、掘り下げのない垂れ流し情報、日本でしか通用しない情報、などが大半です。小なりとはいえ、視点をグローバルと未来に置き、生きた情報の選択と発信を今後も続けていくつもりです。ゼミ生の協力も万全です。応援よろしく願います。

(2011年5月)
 若葉の5月です。今年もゴールデンウィークがやってきましたが、東日本大震災と、東京電力福島原発事故の影響で、心弾む感じがしません。
 それでも、桜の後には、若葉が広がり、空気が澄み渡っています。この空気が放射能でどれくらい汚染されていくのか、不安になりますが、それでも季節は着実に巡っています。震災の復旧も、原発の封じ込めも、着実にはかどることを期待しています。 この春はFinance GreenWatchの始動と運営に追われ続けました。その甲斐あってか、サイトへのアクセス件数も増え、かつ安定してきました。環境金融情報に対する需要の手応えが伝わってきます。
 何事も「始めること」が大事だと、改めて感じています。


(2011年4月) 新年度を迎えました。毎年4月は、四谷の土手の桜も膨らみ、新入生が入ってきて、華やいだ雰囲気になりますが、今年は3月の東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響が、日本全体に重苦しくのしかかっています。日本人のだれもが、心穏やかでない時を過ごしているのではないかと思います。
 およそ3万人もの犠牲者を出した大震災のほうは、それでもみんなのがんばりと、周辺の支えで、時間をかけながら少しずつ回復していくのは間違いないでしょう。しかし、原発事故のほうは、今現在も復旧の見通しが得られていません。こちらは残念ながら、「がんばり」だけでは処理できない問題です。

 原子力を環境問題としてどう扱うかは、今回の事故が起きる前から、重要な問題でありました。しかし、私を含めて、多くの人が電力会社の安全キャンペーンを信じたわけでもないとは思いますが、目先の問題として捉えてこなかったことに、社会全体としての基本的な“失敗”があったといえます。私の属する上智大学地球環境学研究科は環境に特化した大学院ですが、この分野の専門家は不在です。

 エネルギー供給の3割を原発に頼りながら、そのリスク管理を1民間企業に委ねている危うさが、今回、顕在化してしまいました。東電がいかに巨大で、政官学に影響力を行使できる企業だとしても、基本は営利の株式会社です。原子力が持つカタストロフィック・リスクを抑制するために、「想定外」を想定した徹底したコスト対応をとれていなかったという事実は、ある意味で、当然かもしれません。

 そこで東電の国有化論も出ていますが、原子力のリスクマネジメントには、運営組織の問題だけではなく、リスク対応を含めた高度技術力を備えてはじめて、機能すると思います。組織を国有にするだけでは、「親方日の丸」体質が、ますます高まるばかりかもしれません。といって、事故を起こした東電を国有化論から守れというつもりもありません。明らかなことは、東電には、真のリスクマネジメント力が備わっていなかったということです。組織論議はそうした現実を踏まえて冷静に扱うべきでしょう。
 
大事なことは、わが国が今後も原発を3割を占める主要エネルギー源として位置づけるならば、徹底したリスクマネジメント体制を築かねばなりません。その智恵と力がわが国あるかどうかです。その見通しがないならば、やはり「脱原発」に向かう以外ないのかもしれません。

 ただし、その道は現実には厳しい世界であることを覚悟しなければなりません。風力発電、太陽光発電だけでは、コスト面、安定供給、その他の面で、日本経済は大きなコストアップとなり、競争力の低下は避けられないと思います。その覚悟があるかどうか。一方の徹底したリスクマネジメント体制を実現するには、覚悟に加えて冷静な智恵が伴わねばなりません。

 
 我々は、その選択を迫られています。


(2011年3月A)
 「3.11」は、恐らくこれからの日本人にとって、忘れられない日になるでしょう。単に、犠牲者を追悼するだけではなく、日本の社会そのもののターニングポイントになるのではないかと思います。
 戦後66年を経過するなかで、ここ20年程の日本は、これまでの目標だった『欧米へのキャッチアップ』を達成後、次の目標を探しあぐねて、彷徨っていたともいえます。バブルの発生とその崩壊、その後のデフレ長期化等は、そうした彷徨いの表象にすぎなかったのではないでしょうか。

 限られれた人生の中で、よりよい生活を目指し、幸せな家庭を夢見、安心な老後を望むーーこうした当たり前と思えたことが、実は定かならぬ側面があるということに、ようやく気付いた、いや気付かされたともいえます。大地震と未曾有の津波という自然の猛威に加えて、人為の至らなさによる原発事故という両面から、我々は、自らの力の不十分さを思い知らされたのです。
 とりわけ原発事故の発生と広がりは、「想定外」「不可抗力」という言葉では、だれも納得できないでしょう。我々人類も、自然の前には小さな存在でしかなく、自然によって生かされているということ、我々が発見し、発明してきた智恵も、経験も、応用も、道半ばで、完全に制御できるものではないということ。我々は、そうした謙虚さこそを、多大な犠牲を伴った「3.11」の貴重な教訓として肝に銘じる必要があると思います。

 我々日本人が、世界中から期待されている復興は、単に、より強靭な堤防や道路を築くとか、都市機能の防災力向上とか、あるいは経済力を元に戻すといった物理的側面だけではありません。
 結局、人間も、すべての生き物も、お互いの支え合いの中で、自然によって生かされている。このことを土台に据えた、相互の信頼と尊重の社会を、一から築き直すことに本気で取り組まないと、犠牲者に顔向けができないのではないでしょうか。

 被災地で過ごす多くの人々が、悲嘆と苦境の中で助け合っています。支え合っています。我々がこれまでの日常生活で見失っていた姿を、自然の打撃をもっとも受け、今も慄いている人々が、自然に体現しているところに、わずかな救いを見出します。

(2011年3月@)

3月になりました。修了生を送り出すスケジュールが着々と進行していますが、こちらの対応は、遅々として進みません。「アジア環境人材育成プログラム」のシンポジウムを2月末に終えたかと思うと、本年度の報告書の作成と、来年度の申請書作成作業に追われています。こうしたペーパー作業に毎年、追われるとは、大学に来るまで想像もしませんでした。 一応、シンポジウムも大過なくこなせました。ただ、「アジアの視点で国際環境教育を語る」という非常にいい内容の会議だったにもかかわらず、聴衆が少なかったのは残念でした。それでも、「環境教育」の言葉ばかりが踊りがちなわが国に比べて、ベトナムも、中国も、実践という点では、相当、進んでいることを実感できました。
 10人のM2を対象とした修士論文の指導も、何とかこなせたのではないかと思います。優秀論文も4本、選ばれました。しかし、2011年度のM2はこのままだと5割増の15人。今回の指導でも、へとへとになったのに、さらなる負荷がかかるとなると、今から恐ろしい感じがします。手のかからない論文ばかりならいいのですが・・・・・。ゼミ生たちの自立心と、能力向上を祈るだけです。
 もうすぐで、四谷の土手の桜もほころびでしょう。やはり、春は桜ですね。上智に来て6度目の花見をゆっくり楽しみたいですね。



(2011年2月)2月は、たぶん大学院が一番、忙しい月ではないかと、思います。修士論文の評価をしなければならず、同時に、入学試験(学部、大学院とも)があります。もちろん学期末ですので、通常の授業科目のレポートも採点しなければなりません。
 加えて、小生固有の事情としては、今年度の「アジアの環境人材育成プログラム」の締めくくりとして、今月末に国際シンポジウムの開催を予定しています。
 その他、引き受けた原稿の締め切りや、外部での講演などもいろいろとあります。M2の学生たちは、論文の手応えは別にして、社会に巣立つ前の最後の休日を謳歌している者もいるようですが、こちらは、そうもいきません。
2月は「如月(きさらぎ)」といいます。広辞苑によると、その意味は「生更ぎ」で、草木の更生することをいう、とあります。春の芽ぶきに向けて、古い葉を落とした草木が、冬の寒さの中で表面はじっとしていながら、内部では新たな装いの準備をしている季節ということでしょうか。われわれも、春に向けての準備をしっかりと整える心構えが必要だと思います。
 ということで、正月以来、何かとお酒を飲み続けてきたわが身も、そろそろシェイプアップを意識しなければならないようです。

(2011年1月)
2011年です。あけまして、おめでとうございます。

 今年はウサギ年ですので、「ピョン」と飛躍できる年にしたいです。
もっとも、内外を見渡すと、先行き不透明感が漂い続けています。
排出権取引も、米国の見送りに続いて、わが国でも当分、“挫折”の方向のようです。世界の流れを見抜けず、地球の先行きをとらえきれない政治家、官僚たちの愚かしさを嘆くのも腹立たしい思いで、年を越しました。
 
 怒ってばかりいても、ストレスがたまりますので、今年は怒らない年にしようと思います。「ピョン」と飛べない時は、じっくりと歩を進める。ウサギとカメの寓話のように。

 とりあえず、M2諸兄姉は論文を最後までしっかり仕上げるように。M1の諸兄姉も、回遊魚のように企業回りをするだけでなく、企業を見抜く力を磨いてください。




(2010年12月)

12月です。メキシコ・カンクンでのCOP16が始まりましたが、始まる前から成果が期待できない会議というのは、開く意味があるのでしょうか。それでも、各国の環境政策担当者の間では、「レッツ・カンクン!」が合言葉になっているようです。

 寒い欧州や日本にいるよりも、穏やかなリゾートであるカンクンに行って、どうせ成果は期待されていないのだから、ゆったりと会議をやろうぜ、というような感じですかね。生物多様性も、地球温暖化も、問題が混迷すればするほど、やる気が高まる国際会議屋たちに任せておくと、成果はますます遠ざかります。しっかりとした国際的な政治のリーダーシップが不可欠です。

▼M1の学生たちが、すでに就職活動で動きだしています。説明会めぐりや、OB訪問等をこなさないと、落ち着かないようです。企業業績は総じていいのですが、先行き不安を引きずっているため、特に国内での雇用に慎重になっている企業が少なくありません。進出先での外国人雇用を拡大するのは、グローバル企業にとって不可欠でしょうが、そうした多様な人材を軸になってマネージできる人材を国内で養成しておかないと、それこそ、先は読めなくなってしまいます。

 企業が将来をにらんだ人づくり、実践力と創造力を兼ね備えた人づくりに、正面から取り組まないと、企業の競争力だけでなく、この国の構想力も、手詰まりになりかねません。NHKの「福山竜馬」は、格好よく終わりましたが、もっと格好のよい竜馬をたくさん輩出する必要があります。その責務は大学だけでなく、企業にも大いにあることを忘れないでもらいたいと思います。

 もっとも、学生たちに、「この国を変えねばいかんぜよ!」という気概がどの程度あるかですけど。


(2010年11月の独り言)

 11月になりました。今年は短い秋で、寒い冬になりそうです。秋学期も半ばを迎えようとしており、M2の諸兄姉の修士論文作成も、佳境に入っていると思われます。M1も、それぞれ自分のテーマを固め、準備の構想に入るころです。小生は、近づく年末に向けて、抱え込んだ原稿や仕事のヤマを一つずつ片づけていかねばなりません。

▼積み残しているものは、気付かないフリをしばらく続けるとして、解決したものを少し紹介しておきます。「アジア環境人材育成プログラム」の海外研修第二弾は、交渉してきた北京師範大学との連携ができる見通しになっています。正式な契約等はまだですが、乞うご期待というところです。日中間は、尖閣諸島問題などで微妙な雰囲気が続きますが、結局のところ、お互いの理解しかありません。環境問題でも、お互いが学び合う姿勢を深めていきたいと思います。

▼10月に立ち上げた「カーボン・マテリアリティ研究会」は、毎月1回のペースで行います。手探りの分野もありますが、間違いなくこの領域は、問題整理をしておかないと、企業価値と整合性のある温暖化対策を選び出すことは容易ではないと思います。現在、5人の外部委員と、スポンサーの東京海上日動の専門家の方々を軸に議論を進めていく予定ですが、折に触れて、多くの識者の方にも声をかけていきたいと考えています。

(2010年10月の独り言)
10月、秋学期のスタートです。あれだけ暑かった夏も、一気に遠ざかりました。やはり自然の力は偉大です。冬までの間、一年で一番、いい季節ですので、できればのんびりと温泉にでもつかって過ごしたいところですが、そうもいかないようです。
▼夏の課題としていた、研究室の“クリーン化”は、道半ばのまま新学期に突入しました。少しは、きれいになった気がするのですが、訪問者は「どこがきれいになったの?」と首をかしげます。人の目に見えるほどの改革の成果を上げるのが難しいのは、政治の世界だけではない、と気づきました。
▼秋には、いろんなことが新たに始ります。昨年まで実施していた特別講義の「環境金融ワークショップ」はお休みして、別途、「カーボン・マテリアリティ研究会」を始動させます。これは、講義ではありませんが、ゼミ生の一部も参加して、カーボンのマテリアルな課題を精査、論点を整理しようという研究会です。外部の有識者にも参加してもらう予定です。「環境金融」の普及のための出版活動は、一つがこの秋にも出版されます。ようやくゲラがそろいました。もう一つは、ある出版社と提携して金融機関向けの通信講座を開くという趣向で、現在、原稿の締め切りに追われています。
▼アジア環境人材育成プログラムは、夏の「ベトナム研修」を成功裡に終え、来年度に向けて、中国の大学との提携を進めています。9月に二度目の訪中を実施(弾丸ツアーでしたが)、なんとか打開のめどをつかんだ感じです。その後に、尖閣諸島問題が起きましたが、問題がこじれたのも、日中の交流がまだまだ不十分だからではないかと思います。「相手を知る」「相手に知ってもらう」という交流を積み上げる中から、お互いへの理解と、信頼が醸成されるのは、我々が歴史から学んだ教訓です。それを欠くと、ほんのちょっとしたことが、お互いの不満を募らせ、責任の押し付け合いから、不測の事態に発展するリスクを高めてしまいます。政治の責任だけでなく、一人ひとりの国民が、目線を正して、 お互いを見つめあう必要があると思います。

(2010年9月の独り言)

 9月だというのに、暑い夏は、まだ続いています。でも夏休みはあと1カ月。10月の秋学期開始までに、計画通りの成果を得らそうでしょうか。小生の計画である研究室の“クリーン化”は、3分の1くらいしか実現していません。なかなか計画通りの生活を送るのは難しいですね。
 自分自身が空回りをしていても、世の中は、着実に動いています。政治の世界は、民主党の覇権をめぐる争いが、表面化し、あきれるばかりです。まるでかつての自民党の派閥抗争と変わらぬ姿です。政治家の思考と行動の近視眼的な情景は、日本だけではないかもしれません。オバマ米大統領も、景気対策の混迷で、失速気味だし、ドイツのメルケルおばさんも、神通力が消えそうになっています。人智の限界ということでしょうか。
 期待できるのは若者だけです。8月の「アジア環境研修T」では、9人の院生がベトナムのカントー大学で2週間を過ごしました。たった2週間でしたが、されど2週間だったはずです。日本だけではない夏を体験した成果は、きっと今後に活きてくるでしょう。
 M2は、引き続き就職戦線でがんばっています。厳しい環境の中で、自分を貫いてください。彼らの今の苦闘も、きっと今後の人生の成果につながると信じています。
 環境金融、CSRも、これからが真価を問われる状況を迎えようとしています。目先に動かされるのではなく、一歩ずつ、着実に、自分自身を鍛える日々を重ねたいと思います。
 それにしても、今年の夏は暑い。年のせいもあるかもしれないが・・・

(2010年8月の独り言)

 授業も終わり、ようやく大学は夏休みです。もっとも、授業がないだけで、小生の仕事はヤマのようにそびえ立っています。資料が山積みとなった研究室の“クリーン化”も着手したいのですが、どうなることやら。
 6日には「アジア環境研修T」で9人の院生がベトナムのカントー大学に向かいます。暑いベトナムで、地球温暖化の現状を改めて体感してきてください。帰国後の報告を楽しみにしています。
 「エコ・アジア」関連では、この夏中に、来年度の「アジア環境研修U」の中国行きの目途をつけたいと思っています。それから、この秋からは、いよいよインターンシップを開始します。エコ・アジアの成果を、実際の就労体験でさらに高めるという趣旨です。コース履修の希望者は、申し出てください。

 それ以外では、「環境金融」をテーマにした出版の仕事が、二つ同時進行しております。どちらも夏中に目途を付けたいと思っていますが、さてどうか?。そんなこんなで、今年も夏休みは、多忙を極めそうです。

(2010年7月の独り言)

 7月です。夏休み入りも、もう少しです。学生諸兄姉には、最後のレポート作成が待ち受けていますが、半年学んできたことを土台にすれば、楽勝でしょう。この夏を有意義に過ごすためにも、この際、日ごろ、なかなかできないことに思い切って集中して取り組んでいただきたい、と思います。英語でもいいし、実務を学ぶインターンでもいいし――。
 8月には、アジア環境人材育成プログラムのベトナム研修(アジア環境研修T)が始まります。今年の参加者は9人の予定。参加者全員が、大きな成果を抱えて戻ってくることを楽しみにしています。ベトナムには日本企業の進出も急増しています。街を走るバイクはすべて「ホンダ」と呼ばれています。ワールドカップでも本田選手が人気でしたが、ホンダの馬力を身につけた“ベトナム帰り”が増えてくれることを期待しています。
 このところ、「環境金融」がビジネスになってきたなという実感をひしひしと感じています。先日は、環境金融をテーマにした通信講座の企画を聞かされたと思うと、今度は、企業の環境トップを育てるCSO(Chief Sustanability Officer)講座の相談も舞い込んできました。「環境は人づくりから」というわけでしょうか。アジア環境人材プログラムと相通じるものがあるなあと、思ったりしながら、汗をかいています。

(2010年6月の独り言)
 いつのまにやら6月です。今年も半分が過ぎようとしています。
昨年末まで大騒ぎした地球温暖化問題は、いつのまにかメディアの関心からはずれてしまったようで、世の中は、「内は普天間、外はギリシャ」という感じで、政治の季節になっているようです。 
 日本ではあまり報道されませんが、人為の無力さを思い知らされるのが、米国のメキシコ湾で起きている原油流出事故です。英メジャーBPの海底油田が爆発事故を起こし、大量の原油を海中に流出し続けています。その規模は、すでに1989年にアラスカで起きたエクソンのバルディーズ号座礁事故による原油汚染を上回っているようです。 BPは海底1500メートルで原油を噴出させている管に泥状の液体を注入して、セメントで固めてしまう「トップ・キル」作戦を実施しましたが、見事に失敗しました。汚染の長期化は、メキシコ湾を壊滅的な状態に追い込み、生態系への甚大な影響が懸念されています。
 BPの失敗をみて、我が国の八ッ場ダムの件が頭をよぎりました。同ダムの建設は民主党政権によって中止されましたが、その議論の中で、ダムを建設する吾妻川の上流において、ヒ素汚染の問題が指摘されました。ヒ素濃度は環境基準を大幅に上回るレベルで、被害防止のために石灰液を川に注入したり、堆積した汚泥を浚渫したりしているということです。汚染の原因は、温泉掘削で掘り当てた井戸から、汚染水が漏出し続けているためで、人力では塞ぐことができないといいます。 
 地球には膨大な資源が埋蔵されています。石油・石炭から天然ガス、レアメタル、海底にはメタンハイドレードーー。それに温泉。人類はそれらを抽出して、発展を続けてきました。しかし、今回の事故で思い知らされたのは、抽出技術は向上しても、漏出防止技術は、極めて未熟なままであることです。地球資源を取り出すことへの「欲」に偏って膨張した人間の愚かさが、温暖化だけではなく、海の汚染を、川の汚染を、加速させています。


(2010 年5月の独り言)
早くも5月になりました。M1の学生諸兄姉は、ようやく大学院生活にのテンポに慣れてきたころでしょうか。M2諸兄姉は、就職前線と、論文執筆の「現実」を、いずれも実感しつつあるのではと思います。
 5月の連休中に、宿題となっていた「EUの知識(15版)」の改訂版用の原稿を書き終えました。14版を出版したのが2005年10月。新聞社から大学に転身する少し前でした。それからもう5年が経過したわけですね。 原稿を書いていて、この5年間のEUを取り巻く環境の変化の激しさと、それに対するEUの対応力のすごさに、改めて感心しました。目下のところ、ギリシャ問題の暗雲がEUの上空を覆っていますが、これもおのずと着地するでしょう。
個人も社会も、何ら問題が起きず、平穏な日々が続くにこしたことはないのですが、そうはならないのが現実です。大事なのはそうした課題や困難に直面した時に、物事の本質を見失わず、どう効率的、合理的にさばけるかです。
 国内では民主党鳩山政権が普天間基地問題をめぐって、悪戦苦闘しています。「できない約束はしないほうがいい」という教訓を与えてもらった感じですが、少し冷静になって考えると、一国の首相が米軍基地を一つ移転させようとしても、それができない我が国の現実が見えてきます。そうした現実を、われわれ「沖縄以外」に住んでいる日本人が自分のこととしてとらえているかというと、どうなんでしょうか。基地の負担を沖縄だけに押し付けているのは、まぎれもない事実であり、それを「沖縄以外」の我々が、「首相の失敗」として、笑っていられるのでしょうか。
 一時、大阪の橋下府知事が、「米軍基地を関西新空港に持ってきてもいいのでは」との趣旨の発言をしたとされますが、即座に、封じ込められてしまったようです。日米安保条約堅持を是とするならば、関西新空港のみならず、お台場に米軍基地が来ても、やむを得ないという覚悟を、我々は持たねばならないのではと、思ったりします。
 連休中、「EUの知恵」を検証しながら、我々日本人の「問題解決能力と知恵」の奥行きを考えさせられました。(環境とはちょっと関係ない話になりましたけど・・・)



(2010年4月後半の独り言)
4 月も半ばになりました。さすがの四谷の土手の桜も葉桜に転じました。これもまたいいものです。新学期がスタートして、研究科は活気づいています。こちらもマンネリ化の懸念を排して、新たな心構えで臨み続けたいと思っています。
 
 政府の地球温暖化対策はいま一つ、方向感が定まりませんが、「環境金融」の領域は着実に広がってきています。16日には中央環境審議会の「環境金融」専門委員会が新年度初の会合を開きます。ただ、これまでの議論は、いま一つ、方向感が定まっていない感じがします。たとえば、PRI(責任投資原則)に署名した日本の金融機関・年金基金の数が少ないことから、「日本版原則」創設を主張する意見もありました。このグローバル化の世の中で、「日本ローカル」を強調してどうする、というのが正直なところです。

 もっと胸を張って、世の中に、世界に通用する日本の環境力の実績をアピールすべきでしょう。PRIにさらに上乗せした宣言を打ち出せないか、というような議論をしたいと思います。「内向き日本」から脱却するには、訳知りのおじさん、おばさんによる議論よりも、やはり若い感性による議論が必要です。
 わが研究科にもそうした感性は満ち溢れています。今年度から本格展開する「アジア環境人材育成プログラム」に参加する学生の姿がその一つの例です。新規開講の「環境マーケティング論」の第一回目の授業を見学しましたが、履修生が座りきれず、窓枠に腰を掛けて、ノートを採る学生もいたほどです。懸命に知識を、知恵を、吸収しようとする彼ら彼女たちの姿こそが、世界を視野入れた「明日の環境」を支えてくれると思います。



(2010年4月前半の独り言)
4 月になりました。さすがに土手の桜も日々、満開に近づいています。新M1はひさしぶりに40人を越えます。授業は12日からですので、こちらも新たな心構えで新年度に臨みたいと思います。
 政府の地球温暖化対策はいま一つ、方向感が定まりませんが、「環境金融」の領域は着実に広がってきています。金融機関の取り組みも、確実に本格化しつつあります。授業ではこうした最前線での活動も盛り込んで、解説していきたいと思っています。
 同時に、昨年度からスタートした「アジア環境人材育成プログラム」もいよいよ本格化します。予定するプログラムを実践するだけでなく、あらたな試みを積極的に組み込んで、より実践的なプログラムにしたいと思います。政策の変更、政治の指示を待つのではなく、世界は常に動いています。環境の世界も同様です。自分の目でみて、足で確かめ、頭で判断するーー。新たな学生諸兄との交流が楽しみです。


(2010年3月の独り言)
3月はもう終わりなのに、更新が大幅に遅れました。HPのデータがなぜか消えてしまい、ずーと探していたのがやっと見つかりました。
 今月は「アジア環境研修T」の初年度の試行実施で、ベトナムに行ってきました。今回、参加学生は7人でしたが、広大なメコンデルタの自然環境の中で、大いに学ぶところがあったと思います。ベトナムは夏でした。日本はもうしばらくで、春の桜が満開になりそうです。
  ベトナム行きの少し前には、来年度以降の準備の一つとして、北京の大学をいくつか訪ねました。中国は、ベトナムともまた一味違った広大さで、地球の奥行きの深さを実感しました。共通するのは環境です。こうしたアジアの環境問題を大づかみにして、取り組んでいきたいと思っています。
  新年度に新しいM1を迎えるまでもう少し。その前に、恒例の土手の花見会を開催したいと思っています。(仕事がそれまでに終わればの話ですが)



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(この間、しばらく抜けていますが、削除してしましました。たいしたことは言っていませんので、それでもいいと思います)

(2009年12月の独り言)

いよいよ本年もあと1ヶ月を切りました。今年は「チェンジ」の年だというのが、年初の予感でした。オバマ米大統領の登場、夏の総選挙での民主党の大勝と鳩山民主党政権の誕生、EUでも懸案のリスボン条約が、ようやく批准され、EU大統領(ファンロンパイ氏)が就任しました。
 政治のチェンジで、経済も危機からのチェンジへとギアを入れ替えたいところでしたが、こちらのほうは昨年からの金融危機の余韻がいまだ消えやらない中で、ドバイ危機が顕在化、わが国は深刻なデフレ経済への転落ーーと、好転する兆しは見えないままです。デフレ対策の触れ込みで打たれた日銀の緊急対策も、いつもながらの「小出し」路線。庶民に好評だった民主党の事業仕分けの対象に、日銀も加えて、「出し惜しみ金融政策」を徹底検証してもらえばよかったのに、と思ってしまいましたね。
 変わらぬ日銀に、変われぬ日本経済。もっとも、それでも世界経済は変化の方角へカジを切ろうとしていることは、どうも間違いないようです。米国でさえ、オバマ大統領主導で、新たな成長モデルをグリーンビジネスに求めようとしているように見えます。中国も成長と環境の両立を模索しています。モノづくりに固執し、省エネ力をアピールしてきた日本企業が、次第に、その優位性を失いつつあるのではないかという危惧が募ります。
 来年こそ、日本の経済界主導で、危機をチェンジする年になってもらいたいと、早くも祈願したい思いですが、さてどうでしょうか。



(2009 年11月の独り言)

先月から始まった「環境金融ワークショップ」は、昨年度に続いて絶好調です。外部の聴講生も多数参加され、「鳩山イニシアティブ」が打ち出した25%排出量削減の可能性、わが国への本格的な排出権取引制度導入の可否等、タイムリーな議論が、毎週、水曜の夜に展開されています。
    ◆       ◆      ◆
 「25%論議」のどちらに組みするにしろ、大事なことは、まず目的を明確にもつことです。25%削減は目的ではありません。温暖化防止が目的であって、そのためには段階的な温暖化ガス削減のプロセスを経なければならないということです。依然、一部には、「日本企業超過負担論」を唱えて懸念を表明する向きがいます。だが、目先の負担論だけでは地球規模の目的を見失います。
 目的の達成には、手段の強化、選別、実践度合いが問われます。そこにこそ、経済力、開発力の優劣が生きてきます。そこで一歩先んじることができるかどうかが、低炭素社会時代の競争力を左右します。その競争力は紛れもなく、グローバル市場を席巻する力となります。わが日本企業にその力が欠如しているとは思えません。
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 25%削減は単なる中間点に過ぎません。2050年には先進国は80%削減を求められています。その意味は、化石燃料の時代に終止符を打つということです。毎年年初に話題となる大学箱根駅伝になぞらえると、山越えが80%削減、25%削減は中間点のはるか手前ということになる。確かに、既存の日本企業すべてが、山越えできるとは限らない。その力のある企業をどう見極めるかが、ポイントです。


 

(2009 年10月の独り言)
すっかり秋めいてきました。秋学期が始まり、大忙しになりそうです。講義が従来の2科目に加えて、「環境金融ワークショップ」が付け加わることと、先月も説明しました「アジア環境人材育成プログラム」の第一弾となる講義もスタートします。
 世の中では、日本の温室効果ガスの排出量を2020年に1990年比25%削減する「鳩山イニシアティブ」が話題です。現時点で、90年比13%ほど上回っていることを考えると、実質40%近い削減が必要ということになります。国際公約ですから、「言うだけでやらない」わけにはいきません。どうするか。
 政治主導で政策を立案する民主党政権の腕の見せ所でしょう。産業界からは「実現性」を危ぶむ声が上がっています。確かに、従来型の対応では厳しい目標ですが、産業界も従来にはない発想と、対応をとる必要があるということになる。その新しい発想によってビジネスが伴い、市場が生まれる。ビジネスの内容は政治に示してもらわなくても、産業界が自ら率先すべき領域だと思います。すでに、一部の企業はそうした「グリーンビジネス」の先陣を切っています。
 古い皮袋に新しい酒を入れる者はいない。新しい皮袋(枠組み)を先取りできる企業だけが、低炭素社会での競争力を手にできる。新しい皮袋のアイデアを、政治に提案して、自らのビジネスにもつなげる知恵と、実践力が勝負を分けるーー。  






(2009年8月の独り言)

もう9月も終わりです。9月の一言を更新しないで、10月にまとめて掲載しようと思っていたら、見つかってしまいました。なぜ、更新が遅れたかの言い訳をすると、忙しかったのと、怠けていたからです。スイマセン。

 前回、書いたように、8月末にベトナムに行きました。その後、一週間おいて、米国に出張しました。その間の一週間には、「ゼミ紹介」で書いているように、河口湖へのゼミ旅行とか、ゼミ生OBの結婚式参加とか、いろいろありました。
 若いころは、これくらいのスケジュールは平気でしたが、さすがに年のせいでしょうか。(そういえば、今月、還暦を迎えました)

 ベトナムと米国とはかつてベトナム戦争で戦った国同士です。両国への出張の目的はそれぞれ異なったのですが、印象的だったのは、ベトナム・ホーチミン市で訪ねた戦争証跡博物館でのことです。ベトナム戦争の記録を多数保管した博物館で、ベトコンに捕獲された実物の米軍兵器などが展示されていたほか、米軍による枯葉剤の無差別使用で生まれた「奇形児」の写真や展示物が印象的でした。
 重い空気に包まれた博物館で、目にしたのは多くの米国の若者の来訪者でした。彼らは無言で自分の父親世代がこの地に残した負の痕跡を、見つめ、噛みしめているようでした。ベトナム戦争終結から34年の歳月が流れました。もう34年か、まだ34年か。

 米国の若者たちは、感傷にふけっているだけではないようです。ベトナム出張の目的だったカントー大学への短期研修制度の事前調査では、すでに米国の若者が毎年3ヶ月間も、留学に来ていることを知りました。我々の計画は、2〜3週間。彼らはベトナムを拠点として、メコン川を遡り、インドシナ全体を巡って自分たちの目と行動で、アジアを知ろうとしているようです。さて、上智の学生はアジアでどう動くか。来年春に予定するベトナム環境短期研修への反応が楽しみです。

(2009年8月の独り言)

8月になりました。夏本番。大学の先生は夏休みが多いのでラクチンと思っていたのですが、今年は、ほとんど休み無しになりそうです。
 先月もお伝えした環境省の「アジア環境人材育成プログラム」の一環で、8月後半にベトナムに出かけます。小生にとって初のベトナム行きですが、今後、何度か通うことになりそうです。アジアの環境現場をしっかり見てきたいと思います。ただし、見るだけではだめなのです。学生の短期研修のプログラムをうまく仕上げられるかどうかです。ベトナムに詳しい人、関心のある人は、是非、ご協力ください。
 ベトナムから戻ってから、ゼミ合宿をはさんで、米国ワシントンに調査に行く予定も進めています。アジアも大事、されど米国の行く末も大きな意味を持っています。オバマ流の「グリーン・ニュー・ディール」がどう定着し、「ポスト京都」に向けて、米国が本当に方向転換するかどうかを、取材してくる予定です。
 もっとも、外にばかり目を向けていても、世の中は変わりません。足元のわが日本の国は、8月末の総選挙が最大の争点です。「低炭素社会」の旗を振るだけではなく、そのための選択を実践する覚悟と実行力のある政権はどちらなのか。政治を選択するとともに、我々自身の生活・生き様についても新たな選択が問われています。
 と言いながら、暑がりなので、研究室のクーラーの温度を28度には維持できず、実は27度にしています。この夏、この「1度の差」を克服したいと思っています。




(2009年7月の独り言)

7月になりました。梅雨明けももう少し。先月からスタートした環境省予算による「アジア環境人材育成プログラム」には海外フィールドワークを盛り込む予定です。このため、8月中にでも海外研修候補のベトナムにまず、調査に行く計画です。夏のベトナムはどれくらい暑いやら・・・・・。
 マスコミでは「グリーン・ニュー・ディール」が騒がれていますが、単に国内の景気対策にとどまらず、地球的規模の視野と、未来を見据えた視点を欠くと、持続可能性は保てません。ベトナムにその答えの一つがあるかも。
 大汗をかいている間にも、ポスト京都の期限が近づいてきます。わが国のスタンスはどうでしょうか。目先の選択に左右されず、長期的、広範囲な視点で、この大仕事を仕上げることのできる政府であって欲しいですが。